介護老人保健施設の費用
初期費用 0円
月額費用 8万〜14万円
※月額費用は目安です
介護老人保健施設の特徴
- 行政や医療法人が運営する公的な施設
- 在宅復帰を目的としたリハビリを行う施設
- 長期入居を目的としない
- 入居中はリハビリの指導や医療サービスが受けられる
おすすめの人
退院直後で自宅での日常生活が困難な方におすすめ。リハビリを重視している人が選ぶ老人ホームとして適しています
介護老人保健施設の入居条件
- 受け入れ介護度:要介護1~5
- 認知症の受け入れ:軽度のみ可
- その他の条件:日常生活に戻るためにリハビリが必要な高齢者(3か月の短期入所)
介護老人保健施設の説明
介護老人保健施設(以下、老健)は、要介護状態の方を対象としており、病院からの退院直後やケガなどが原因で自宅における日常生活を送るのが難しい高齢者のための施設です。自宅での日常生活を一人でもできることを目的に、身体の機能回復に重点が置かれ、リハビリの専門職である理学療法士や作業療法士などが常勤しており、質の高いリハビリが受けられます。入所期間は原則3か月の短期入所となっており、3か月ごとに退所判定が行われます。終身に渡った利用はできず、回復するまでの期間、一時的に入所するための施設となっています。
入所中の生活
個々人の能力に合わせた自立した生活ができるように、介護職・医師・看護師・理学/作業療法士・施設ケアマネ・管理栄養士の多職種が共同し、24時間安心した生活を営めるようにサポートしてくれます。リハビリのため、自分で出来ることは自分で行いますが、出来ないことは介護職により介助してもらいうことができます。施設長として1名の医師が勤務しており、看護師も24時間勤務しているため、毎日の体温確認、服薬管理など、24時間体制で医療的な健康管理をしてくれます。理学/作業療法士による計画的なリハビリテーションにより日常生活能力の維持及び向上がはかられます。また、管理栄養士により栄養の観点からも健康管理をしてくれます。施設ケアマネージャが施設生活を送るための計画の立案します。長期入居を前提としていない施設なので、退所後はご本人の体調にあわせてデイケアやショートステイといった利用も可能です。
介護老人保健施設は在宅復帰後に自立した生活が送れるようにリハビリを積極的に行いますが、身体状況やご家庭の事情で在宅復帰困難な場合は、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどへの退所になることもあります。具体的な退所後の生活や介護サービスの利用については、入所中に施設ケアマネージャと相談しながら決定していきます。
次回のブログでは、介護医療院(介護療養型医療施設)についてお話します。